【開催報告】離職やハラスメントを組織の視点から考えるセミナーを開催しました

2026.05.29
セミナー風景

2026年5月27日に、「1on1キャリア面談活用術セミナー」を開催しました。

今回のセミナーでは、離職やハラスメント、職場のコミュニケーションをテーマに、実際の職場で起こり得る事例をもとに考える時間を設けました。

セミナーというと、講師が知識や正解を伝える場をイメージされるかもしれません。

しかし今回は、答えを教わるのではなく、

「現場では何が起きていたのか」
「組織として何ができたのか」

を考えることを大切にしました。

事例を通して見えてくるもの

セミナーでは、

  • 期待されていた若手社員の離職
  • 指導のつもりが相手を追い詰めてしまったケース
  • 同僚間で起きる人間関係の問題

などの事例を扱いました。

参加者の皆さまには、それぞれの立場から事例を検討していただきました。

すると、

「本人は会社に期待していたのではないか」
「上司以外に相談できる人はいたのだろうか」
「仕事の負荷や役割の偏りはなかったのか」
「双方の話を聞く必要があるのではないか」

など、多くの視点が挙がりました。

同じ事例でも、立場が変われば見え方も変わります。
その違いに気づくこと自体が、組織課題を考える上で大切な学びになります。

参加者の声から見えたこと

アンケートでは、

「他の参加者の意見が参考になった」
「離職する人の気持ちについて考える機会になった」
「個人の問題だと思っていたことが、組織の問題でもあることに気づいた」

といった感想をいただきました。

特に印象的だったのは、

“人の問題だと思っていたことを、組織の課題として捉える視点が得られた”

という声です。

離職や不調、人間関係の問題は、本人だけの問題として語られがちです。
もちろん個人の課題がまったく関係ないわけではありません。
しかし、それだけでは説明できないことも少なくありません。

職場の関係性、相談しやすさ、役割の与え方、情報共有のあり方。
そうした要素もまた、働く人に大きな影響を与えています。

私が大切にしていること

私は企業や保育施設で外部相談や個別面談を行っています。

その中で感じるのは、

「本人に問題がある」

という見方だけでは、根本的な改善につながりにくいということです。

一人ひとりの声を丁寧に聴くことはもちろん大切です。
一方で、その背景にある職場環境や組織の状況にも目を向ける必要があります。

実際の現場では、
誰か一人が悪いわけでも、
管理職だけが悪いわけでも、
本人だけが悪いわけでもない。

さまざまな要因が重なり合い、課題として表面化していることが少なくありません。

だからこそ私は、

“個人の声を聴きながら、組織全体の状況も整理する”

その両方を大切にしています。

今回のセミナーが、参加された皆さまにとって、自社の現場や組織を見つめ直すきっかけになっていれば幸いです。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

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